B29-#42-63517

墜落日時    1945年4月14日
墜落位置    東京都足立区花畑l町5021番地
所属      第313爆撃団第505爆撃群第482爆撃隊
攻撃目標    東京陸軍造兵廠
墜落原因    高射砲
TAIL CODE    K△14
機体ニックネーム    Pocahontas 

搭乗員

機内配置氏名階級認識番号生死
操縦士(CAPT)KRETZER, John中尉o-667084 X   
副操縦士(CPLT) LINDBERGE, Robert少尉o-826227 X   
爆撃手(BOMB)ANDERSON, James M.  Jr.大尉o-667227 X   
航法士(NAV)McFADDEN, John J.少尉o-696743 X
機関士(FE)LEMON, Joseph L.  Jr.曹長13046187 X   
通信士(RDO)IMBRIACO, Lodovico二等軍曹11111108 X
レーダー(RDR)BOREL, Gene J.軍曹37569789 X   
中央火器管制(CFC)CULLEN, Edward A.二等軍曹35880948 X   
右銃手(R.GUN)HANEY, James P.  Jr.軍曹13187623 X 
左銃手(L.GUN)BLAKELEY, Thomas 軍曹36595666 X   
尾部銃手(T.GUN)HILL, Grober S.  Sr.軍曹34887317 X

 B29は火の玉になって飛来、空中分解して、主要部分は現在の北加平町12-8付近に、尾翼部分は現在の谷中町の営団地下鉄車庫付近に落下した。機体は数時間にわたって炎上したが、落下地点は田んぼだったので、消化活動は行われず、11人全員死亡した。
 戦後間もなく、米軍が遺体の身元調査に来て地元民が発掘作業を行った。1946年12月、千住三丁目の跡部欽也によって、現在の北加平公園に「B29無名戦士」の墓がつくられたが、現在は、足立区郷土博物館に銘碑のみが保管されている。
B29無名戦士之墓 に設置されていた碑文の刻まれた石
碑文 : B29の勇士たち、ここに眠り 平和の使徒として 自由と正義を真摯に展開せし 勇士たちよ 安らかに憩へ  建立者 跡部帰巳男
資料協力 : 足立区立郷土博物館

「B29無名戦士之墓」の様子を描いた木版画
資料協力 : 足立区立郷土博物館

B-29 #42-63517 Pocahontas ノーズアート

参考資料等

POW研究会HP「本土空襲の墜落米軍機と捕虜飛行士」
 http://www.powresearch.jp/jp/archive/pilot/index.html
青森空襲を記録する会HP「本土空襲墜落機調査」
 http://aomorikuushuu.jpn.org/mia.html
中央評論『日本全国B29慰霊碑物語』(299号、305号)
 https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/communication/press/2019/02/912/
Investigation Division Report, Legal Section, GHQ/SCAP
 https://rnavi.ndl.go.jp/kensei/entry/LS.php
足立区立郷土博物館
 https://www.city.adachi.tokyo.jp/hakubutsukan/